• "環境委員会"(/)
ツイート シェア
  1. 川崎市議会 2020-05-28
    令和 2年  5月健康福祉委員会-05月28日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    令和 2年  5月健康福祉委員会-05月28日-01号令和 2年  5月健康福祉委員会 健康福祉委員会記録 令和2年5月28日(木)   午前10時00分開会                午前11時39分閉会 場所:605会議室 出席委員:原 典之委員長赤石博子委員長嶋崎嘉夫斎藤伸志各務雅彦浜田昌利、      川島雅裕岩隈千尋鈴木朋子、渡辺 学、吉沢章子三宅隆介委員 欠席委員:なし 出席説明員:(健康福祉局宮脇健康福祉局長馬場総務部長鹿島地域包括ケア推進室長、        西川障害保健福祉部長紺野庶務課長柳原企画課長、        古谷野地域包括ケア推進室担当課長津田地域包括ケア推進室担当課長、        下浦障害計画課長砂川障害福祉課長谷精神保健課長、        右田総合リハビリテーションセンター設置準備担当課長 日 程 1 陳情の審査      (健康福祉局)     (1)陳情第40号 川崎市総合福祉センター条例施行規則障害者に対し合理的配慮する改正に関する陳情     (2)陳情第42号 障害者110番の復活に関する陳情     2 その他
                   午前10時00分開会 ○原典之 委員長 ただいまから健康福祉委員会を開会します。  お手元のタブレット端末を御覧ください。本日の日程は、健康福祉委員会日程のとおりです。  傍聴の申出がございますので、許可することに御異議ありませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○原典之 委員長 それでは、傍聴を許可いたします。                 ( 傍聴者入室 ) ○原典之 委員長 初めに、健康福祉局関係陳情の審査として「陳情第40号 川崎市総合福祉センター条例施行規則障害者に対し合理的配慮する改正に関する陳情」を議題といたします。  それではまず、事務局から陳情文を朗読させます。 ◎関橋 書記 (陳情第40号朗読) ○原典之 委員長 次に、理事者の方から説明をお願いいたします。 ◎宮脇 健康福祉局長 陳情第40号につきまして、お手元の資料に基づき、古谷野地域包括ケア推進室担当課長から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◎古谷野 地域包括ケア推進室担当課長 それでは、御説明させていただきますので、お手元のタブレット端末の1(1)陳情第40号(資料)のファイルをお開きください。  表紙から1ページお進みいただき、資料1、陳情第40号についての1、川崎市総合福祉センターについてを御覧ください。  川崎市総合福祉センターは、川崎市総合福祉センター条例に基づき、市民の福祉の増進に寄与することを目的として設置した施設であり、現在、川崎市社会福祉協議会指定管理者として運営しております。センターでは、福祉に関する情報の収集、提供、相談や、市民による福祉活動を促進するための講習、講座等を実施するほか、館内施設の貸出を行っています。  次に、2、施設利用方法についてでございますが、まず、(1)の第1会議室から第3会議室につきましては、ふれあいネットからの利用申込及びキャンセルの手続が可能となっております。ただし、公共機関が主催する催し物などにつきましては、ふれあいネット予約開始日以前に予約することができることとなっており、この場合は、次に御説明いたします(2)のホール等と同様に、予約及びキャンセルの際には書類による届出が必要になります。  (2)のホール、大会議室、和室につきましては、総合福祉センターの窓口に、川崎市総合福祉センターエポックなかはら)施設利用受付書許可書)を御提出いただいております。  これらの施設につきましては、ふれあいネットからの予約受付は行っておりませんが、これは、ホールを利用される場合、利用者が希望する音響や照明などの舞台演出プロジェクター等附帯設備、大音量を出す場合等の留意点など、利用者との確認・調整事項が数多くあることに加え、ホールと併せて大会議室や和室を予約されるケースが多いことから、窓口で直接お申し込みいただいているものでございます。  当該施設の利用をキャンセルする場合、利用者から確実にキャンセルの申出があったことを書面として管理するため、川崎市総合福祉センターエポックなかはら)施設利用中止届を御提出いただいております。  なお、届出に当たっては、窓口への提出のほか、ファクスや郵送でも受付を行っております。  施設利用受付書許可書)及び施設利用中止届の様式につきましては、それぞれ参考資料1、参考資料2にお示ししておりますので、後ほど御参照いただければと存じます。  最後に、3、陳情に対する本市の考え方でございますが、障害者差別解消法における合理的配慮につきましては、窓口における手続の際、必要に応じて職員による代筆の対応等は行っており、施設利用キャンセルの届出は、利用される団体の代表者に限らず、代理の方による手続も可能としているほか、施設利用中止届の提出に当たっては、窓口だけでなく、ファクスや郵送による受付などの対応に努めているところでございます。  また、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、当面の措置として、申出があった場合には、電子メール中止届を添付していただくことにより受付を行っているところでございます。今後におきましては、ファクスや郵送による対応に加え、電子メールの恒常的な活用について指定管理者と協議してまいりたいと考えております。  あわせて、パンフレットや利用案内につきましては、記載内容の工夫や、施設利用の相談の際に丁寧な説明を行うことにより、手続について御理解いただけるよう努めるとともに、障害のある方に対しましては、引き続き、特性に応じた柔軟な配慮を行うよう、指定管理者に対する指導・助言を行ってまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 ○原典之 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明につきまして、質問等がございましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、併せてお願いいたします。 ◆渡辺学 委員 現行でも、特に視覚障害をお持ちの方の部分だと思うんですけれども、申請や、あるいはキャンセルとか中止の届出というのは、職員の方も依頼すれば代筆で対応できているということですよね。 ◎古谷野 地域包括ケア推進室担当課長 窓口に来られて、例えば申請書を書いていただくのに、それが書いていただき難い場合については職員が代筆させていただいております。 ◆渡辺学 委員 とすれば、確かに申込みのときは、ここにも書いてあるように、様々な使用の仕方によって、舞台、あるいは舞台設備、音量だとか、そうした細かな打合せが必要だというふうに理解するのですけれども、中止届キャンセルの場合は、今、出かけていって、そこで職員の方が代筆も可ということなのですが、例えば電話で職員の方が受け付けて、そこで中止届を代筆するというようなことは可能ではないかと思うのですけれども、見解はどうでしょうか。 ◎古谷野 地域包括ケア推進室担当課長 この陳情でいただいているケースの場合、お電話いただいて、様式をお送りして、書いていただいて、送り返していただいたと思うのですが、例えばいろいろな事情があって、書くことがなかなかできないような場合、その場合については、委員おっしゃったように、お電話で聞き取りをして、代筆をさせていただいて、双方、しっかり同じものを合意形成を図ってそごがないようにするという、行き違いがないようにするというのが目的ですので、代筆したものをまた相手方にファクスで送り返してということも考えられるかと思いますので、この辺についてはまた指定管理者としっかり話し合いしていきたいと思っております。 ◆渡辺学 委員 ぜひこの部分も、今回のこの陳情の願意というのはそのところも含んでいると思いますので、ぜひそういう対応を早急に行えるよう検討をお願いしたいと思います。 ◆浜田昌利 委員 陳情文の本文の中で、ふれあいネットでするように書かれているができないと書いてあるのですけれども、先ほどの説明だと、ふれあいネットではできるわけですよね。その辺はなぜこの陳情文のところでは、ふれあいネットでするように書かれているができないとなっているのか。 ◎古谷野 地域包括ケア推進室担当課長 ふれあいネットでできる場合というのが、第1会議室から第3会議室を、ふれあいネット利用申請期間中であれば、ふれあいネットで予約できます。その場合には、届出というのは特に書面では必要ございませんが、ふれあいネットで予約できないケースとして、1つはホール、大会議室、和室の予約の場合は、様々な理由によって、ふれあいネットを活用した利用方法を行っていないということ、それから、第1会議室から第3会議室につきましては、公共機関等が実施、主催するようなものであって、予約期間前、具体的に第1会議室から第3会議室は4か月前の17日からふれあいネットで予約が可能なのですが、それ以前に会議室を押さえたい場合については、ふれあいネットでの予約ができません。その場合には、利用する際にも、キャンセルの際にも届出の用紙を提出していただいているということでございます。今回のケースは、そのどちらかのケースに該当していたかと思います。 ◆浜田昌利 委員 分かりました。そうすると、4か月前の17日からなのだけれども、それよりも以前に予約していた場合のキャンセルは、差し迫った場合でもふれあいネットではできないと、こういうことになるんでしょうか。 ◎古谷野 地域包括ケア推進室担当課長 4か月前の17日以降であれば、ふれあいネットで取れるんですが、それ以前に予約した場合は、ふれあいネットを活用できない。そうすると、キャンセルについてもふれあいネットで予約していない以上は、ふれあいネットでできないということなのですね。ですから、予約の際にも書面を出していただく、キャンセルの際にも書面を出していただく、こういった必要が生じてまいります。 ◆浜田昌利 委員 あと、公共機関等が主催するものでとありましたけれども、今回のこのケースは、公共機関等が主催する催し物ということではないんでしょうか。 ◎古谷野 地域包括ケア推進室担当課長 公共機関等が主催するという中には、例えば市の事業で市内の団体にお願いして、委託をするなりで、何かイベントをやっていただくというものが含まれますので、そういったケースだったかと思われます。 ◆浜田昌利 委員 ということは、公共性があったということでよろしいんですね。 ◎古谷野 地域包括ケア推進室担当課長 恐らくそういった内容だったと想定できます。 ◆浜田昌利 委員 分かりました。先ほど渡辺委員の答弁でも、今後についてはいろいろと検討されるということですので、そういうケースについて申込者といいますか、よくお話ししていただいて、互いに理解が深まるように要望いたします。 ◆岩隈千尋 委員 先ほど共産党に対する答弁の中で、今後のことについて指定管理者と話したいと御答弁があったわけなのですけれども、指定管理者といろいろ本市との仕様書であったり、協定書の中に、こういった合理的配慮のことに関してはどれだけ日頃からコミュニケーションを図ったり、サービスの向上に努めているのかということを伺いたいというのがあるのですね。というのも、この陳情書だけを見ると、指定管理者といいますか、何かどこかの行き違いがあったのかという話で出されてきているような内容だと思うのですね。そうしたときに、実際、本市が適切なサービスを提供するために指定管理者合理的配慮について、この間どういうような協議を含めて、仕様書協定書の中に盛り込んでいるのかというのを教えてください。 ◎古谷野 地域包括ケア推進室担当課長 直接仕様書ですとか、書面上で何かそういったものをうたっているかというと、特段うたってはいないのですね。ただ、少なくとも、委員おっしゃるように、総合福祉センター、これはいわゆる障害者ですとか、福祉関係の団体ですとか、そういった方が利用されることが非常に多いと。この陳情があってからも、施設のほうと随分話をしましたが、日頃からそういった団体が利用されるということも多いですし、そもそもの設置目的というものを勘案して、障害者へのそれにかかわらず、合理的配慮については常に意識しているというふうに伺ってはいます。筆談ですとか、また、代筆なんかも以前からやっておりましたし、今回もこれを受けていろいろ話をしていく中で、できることはやっていきたいというお話をいただいていますので、今後できることはさらにこれから話し合っていこうとは思っています。  ただ、施設の利用、例えば大ホールなんかは900人規模なのですね。そこで、使用者というのを限定しているわけではなくて、広く一般の方にも開放はしていますし、貸出はしていますし、また、大会議室もそれなりの立派な施設になっておりますので、ここも180人規模、そういったことを考え合わせて、ファクスで書面を御提出していただくということに関しては、必ずしも合理的配慮に欠けているというものではないだろうというふうに考えております。ただ、先ほど申し上げたとおり、今後も考えられる合理的配慮というのはしっかりやっていきたいと考えておりますので、これは私どもと指定管理者いろいろ話はしていきたいと考えております。 ◆岩隈千尋 委員 まさに今御答弁いただいたように、そういったところで、ちょっとした歯車が違ったからこういった陳情が出ているのではないかと思いますし、あとは、この間の流れの中で、皆さん方が首にかけていらっしゃるネックストラップは何ですかと言ったときに、パラムーブメント、めざせ、やさしさ日本代表、あれを本市は大々的に打ち出しているわけじゃないですか。出していないなら話は別ですけれども、出しているわけですよね。そうしたときに、この間、監査からの指摘もありましたけれども、パラムーブメントの指摘であったりとか、そういったことを含めて、市の職員全体にパラムーブメントという意識が余り浸透していないという結果がデータとしても出ているわけですよね。そうすると、きちっとそういった指定管理者に対しても、パラムーブメントという認識を持った上で事業やサービスに当たってくださっているんですかということについては、当然協定書仕様書の中にも今後盛り込まれていくと思っている話であって、なので、余りに行き過ぎた簡素なサービスになると、逆に言うと、本人確認ができなかったりということで、いろいろと手続上、そごが生じる面もあるとは思いますけれども、きちんと指定管理者に対しては適切なサービスを、障害をお持ちの方を含めて、できるような指導はぜひやっていただきたいと思います。結構です。 ◆吉沢章子 委員 陳情の要旨として、法律の合理的配慮を川崎市総合福祉センター条例施行規則に反映してくださいというのが要旨なのですけれども、これは現状、反映されていないというふうに考えていいんですか。 ◎古谷野 地域包括ケア推進室担当課長 特にそこに特化した記載というのは、ほかの施設条例規則とも同等の形で規定していますので、そこに特化した記載というのはございません。 ◆吉沢章子 委員 ただ、精神というものは盛り込まれているのだというふうに先ほどからの御答弁の中で解釈しているのですけれども、その法の精神というのは、まさにパラムーブメントも含めてなのですが、それを指定管理者に対しても本市の職員としても、その精神はあるのだというふうに理解してよろしいのですか。 ◎古谷野 地域包括ケア推進室担当課長 そのとおりだと思います。 ◆吉沢章子 委員 今後、合理的配慮という点について、施行規則に反映するということは市としては考えていないというふうに考えてよろしいのですか。 ◎古谷野 地域包括ケア推進室担当課長 特段そこを盛り込むための改正というのは考えてございません。 ◆吉沢章子 委員 この陳情に関してもそうですけれども、全体を含めて、この精神はしっかりと履行していくというふうに判断してよろしいのでしょうか。 ◎古谷野 地域包括ケア推進室担当課長 そのように御理解いただいてよろしいかと思います。 ◆吉沢章子 委員 先ほどもほかの委員からもいろいろありますけれども、窓口でのやり取りも含めて、いろいろな誤解もあるでしょうし、そしてまたお気持ちの行き違いもあったと思いますので、その辺にしっかりと合理的な配慮ということを今後もしていただきますように要望させていただきます。  以上で結構です。 ○原典之 委員長 他に質疑・意見要望等がなければ、取扱いについて御意見をお願いしたいと思います。 ◆斎藤伸志 委員 今、各委員先生方からもいろいろお話がありまして、しっかりと行き違い等がないように。確かにこの陳情が上がってきたことに関しては、お気持ちも分からなくもないのですが、今後、しっかりと柔軟な配慮を行うよう指定管理者に指導していくということを、今日話し合ったような内容も含めて、しっかりとお伝えしていただくようにお願いしたいと思います。そういうことで、私たちは不採択でお願いします。 ○原典之 委員長 共産党さん、渡辺委員。 ◆渡辺学 委員 先ほど御答弁いただいたように、陳情の部分での趣旨からすれば、代筆のものを確認してファクスでまた送り返すということで、当事者との確認も取れるというふうに思いますので、この陳情についてはできれば採択をお願いしたいと思います。 ○原典之 委員長 みらいさん。 ◆鈴木朋子 委員 先ほど岩隈委員からも話しましたように、指定管理者にしっかりと障害をお持ちの方等に対する合理的配慮ということを御指導していただきまして、その辺を今後対応をしっかりしていただくということでしたので。ただ、この御事情も十分理解できるところですので、趣旨採択とさせていただきます。 ○原典之 委員長 公明党さんはいかがでしょうか。 ◆浜田昌利 委員 陳情の要旨としては、条例、施行規則に反映してくださいと書いてある。あとは陳情の理由のところでは、電話連絡のみで単純に中止できるようにすべきであるとあります。確かに大きなホールとか、またはこの場合は公共性のあるもので、だから、本来であれば4か月前の17日から予約できるのだけれども、それ以前からも予約できるというふうになっていたものなので、だから、ふれあいネットじゃなくて予約したということで、ふれあいネットじゃない予約、また、影響もあるので、言った言わないと後でならないように、誤解を生まないように、そういう意味で電話連絡だけでというところにはちょっとどうなのかなと、確認という点では十分なのかなというところに、やっぱりそこには私もちょっと懸念というか、疑問を持ちますので。とは言うものの、先ほど理事者の方の説明では、今後、指定管理者ともお話ししていくということなので、継続で今後の様子を見てもいいのかなと私は思います。 ◆吉沢章子 委員 非常に難しいですよね。要旨を伺うと、これは反映しないよということをお答えになっているのですけれども、ただ、このことによって改善されるということが答弁されているわけですよね。要旨は逆に満たされているのかなというふうに思っていて、細かいことで言えば、書く書かないとか、電話でやるやらないとかということではなく、根本にある趣旨として、合理的な配慮をしてくださいということに関しては、しっかりとこれからもやっていきますと、そこの趣旨は逆に皆さんがやるということで言ってくださっているので、安易に趣旨採択でいいのかと私は思っておりまして、難しいですけど、とりあえず趣旨採択ということでお願いしたいと思います。 ◆三宅隆介 委員 これ、ゼロ、1の問題でないと思うんですよね。必ずしも条文化しなければいけないとかではなくて、その場その場、ケース・バイ・ケースで、臨機応変に対応していかなければいけない問題で、それはこれから管理者と相談してやっていくとおっしゃっているので、趣旨は採択されるけど、これはよく見ると、なくせと言っているわけでしょう。趣旨採択でいいのかな。行政は、やると言っているわけだから。趣旨採択で。 ○原典之 委員長 そうしますと、全て出そろいました。継続審査、また、採択、趣旨採択、不採択と、それぞれ意見がございますけれども、このままいくと継続審査が先議となるのですが、もし今の話を聞いた上で御意見等々があれば。なければこのまま。 ◆渡辺学 委員 先ほど採択を主張したのですけれども、趣旨採択ということでも改善にもつながるということで、願意に沿うものだというふうに思いますので、趣旨採択のほうに変えたいと思います。 ◆嶋崎嘉夫 委員 いろいろな御意見が出されている。趣旨としては、方向性は、皆さん、大体理解されている状況から、現実に手続の課題とか、電話でのみキャンセルをという形が果たしてどうなのか。今までの運営の中もホームページでは、大会議室とか、和室、ホールについては書面で出してくださいと記載されてもいるわけですね。そうやってみると、制度上の課題とか、いろいろな運用上の問題というのは、利用者の側と、施設を提供している側のほうでやっぱりもう少しよくよく、お互いが調整し合って、そして、いい方向を見出すということを逆に委員会としては見守るということで、継続でもし皆さんがまとまっていただけるのであれば、いかがかなと思います。 ○原典之 委員長 だんだん意見がまとまりつつあるのですが、ただ、最後、2つございまして、このまま継続を諮るか、趣旨採択の御意見の方々が……。 ◆三宅隆介 委員 嶋崎委員のおっしゃることもごもっともだと思うし、私も、継続であっても、趣旨採択という意味の継続になると思うんですね。行政はちゃんとやると言っているので、それでは、推移を見守るということとして、私は継続で結構です。 ◆吉沢章子 委員 これ、去年の文教委員会でも、継続案件についていろいろもめたのは、私たちの一般質問に関して、非常に狭まっていくということで、質問できなくなるということで、なるべく決着をつけたいというふうな気持ちもありますし、それがまた今後、議会運営の中で変わっていくというお話も今出ていますので、そこも踏まえて趣旨採択というふうに思っていたのですけれども、せっかく自民党さんからの御調整案でございますから、継続ということで私も結構でございます。 ◆岩隈千尋 委員 私も昨年、文教委員会で、同じ苦労をしたわけなのですけれども、基本的に行政が改善していくという方向性と、先ほど三宅委員からお話がありましたが、ゼロ、1ということでもありませんので、継続にすることによって若干、例えば合理的配慮に関する議会答弁というのが一般質問で触れられなくなる可能性があるのではないかなというのが、若干懸念するところでございますけれども、これについては皆さん方合意形成が図れるのであれば、我々も継続で結構です。 ◆渡辺学 委員 今、会派の方からもいろいろ出ました。私たちも、何とか、障害をお持ちの方の合理的配慮ということからすれば、採択、趣旨採択ということなのですけれども、皆さんの御意見、同じような方向に向いているということで、私たちも継続で。 ○原典之 委員長 それでは、「陳情第40号 川崎市総合福祉センター条例施行規則障害者に対し合理的配慮する改正に関する陳情」につきましては、継続審査とすることに御異議ございませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○原典之 委員長 それでは、本件は継続審査といたします。  ここで理事者の一部交代をお願いいたします。                ( 理事者一部交代 )         ───────────────────────── ○原典之 委員長 次に、健康福祉局関係陳情の審査として「陳情第42号 障害者110番の復活に関する陳情」を議題といたします。  それではまず、事務局から陳情文を朗読させます。 ◎関橋 書記 (陳情第42号朗読) ○原典之 委員長 次に、理事者の方から説明をお願いいたします。 ◎宮脇 健康福祉局長 陳情第42号につきまして、お手元の資料に基づき、下浦障害計画課長から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◎下浦 障害計画課長 それでは、御説明させていただきますので、お手元のタブレット端末の1(2)陳情第42号(資料)のファイルをお開きください。  表紙から1ページお進みいただき、資料1、障害者の相談支援についてを御覧ください。左上の1、障害者110番の概要を御覧ください。  障害者110番の概要といたしましては、(1)目的は、障害のある方の権利擁護に関する相談等に対応するため、電話相談窓口を設置し内容に応じて専門相談を行うほか、関係機関に対応を依頼することによって、障害者等の権利擁護を推進し、福祉の増進を図ることでございます。(2)実施期間は、平成10年度から平成26年度、(3)平成26年度予算は、343万9,000円、(4)委託先は、社会福祉法人川崎市社会福祉協議会、(5)相談受付時間は、平日9時から12時及び、13時から16時、(6)事業内容は、ア、相談内容に関して、助言・情報提供等を行う業務、イ、相談内容に関する調査及び関係機関との連絡調整等の業務、ウ、障害者等の権利擁護について、理解を深めるための広報、啓発に関する業務、(7)対象者は、身体障害者、知的障害者、精神障害者等でございます。  次に、1ページお進みいただき、左上の2、障害者110番を終了した経緯と理由を御覧ください。  障害者110番は、相談窓口がまだ少なかった平成11年に、障害のある方の権利擁護に関する相談に対応することを目的として設置されました。その後、平成24年に障害者虐待防止法が施行され、それに伴い虐待専用ダイヤルによる24時間365日の窓口を設置、平成25年には障害者相談支援センターの再編整備を行い、平成26年にはこころの電話相談の実施時間延長など、相談窓口を拡充してまいりました。このような背景を踏まえ、障害者110番の相談内容を検討した結果、相談窓口が拡充し、他の相談窓口で対応できると判断したため、本事業を終了いたしました。  事業終了に当たりましては、ホームページやチラシ等において今後の相談先として区役所や障害者相談支援センター、こころの電話相談、虐待通報ダイヤルを紹介するとともに、連絡先が分かる方については、個別に連絡し説明を行い、新たな相談先を紹介するなどの対応を行っております。  なお、表1は、平成24年度から平成26年度までの、障害者110番の相談内容別件数の推移でございます。  表2は、平成25年度から平成30年度までの、障害のある方の主な相談窓口である、障害者110番障害者相談支援センター、一般精神保健福祉相談、あんしんセンター、こころの電話相談、虐待通報ダイヤルの相談件数の推移でございます。  1ページお進みいただき、左上の3、相談窓口の事業概要を御覧ください。  初めに、①障害者相談支援センターでございますが、ア、目的は、障害のある方が障害福祉サービスを利用しつつ、日常生活を営むことができるよう、相談に応じ、必要な情報の提供・助言、虐待の防止及びその早期発見のための関係機関との連絡調整、障害のある方の権利の擁護のために必要な援助を行うものでございます。  参考といたしまして、同センターは平成25年に再編整備を行い、各区に基幹相談支援センター1か所、地域相談支援センター3か所、合計28か所を設置しております。イ、相談受付時間は、おおむね平日8時30分から17時、ウ、事業内容は、障害種別及び年齢等を問わない一次相談や、支援につながっていない障害のある方への支援などを行い、以下記載のとおりでございます。  次に、②一般精神保健福祉相談でございますが、ア、目的は、精神障害者の早期治療の促進、自立と社会参加の促進を図るとともに、住民の精神的健康の保持増進を図るためでございます。イ、相談受付時間は、平日8時30分から12時及び、13時から17時15分、ウ、事業内容は、各区役所地域みまもり支援センター高齢・障害課にて、精神科嘱託医及び社会福祉職、保健師等による精神保健福祉に関する相談指導、普及啓発などを行い、以下記載のとおりでございます。  1ページお進みいただき、③あんしんセンターでございますが、ア、目的は、日常生活を営む上で支障のある高齢者及び障害者等が安心して日常生活を送ることができるよう支援することでございます。イ、相談受付時間は、平日9時から12時及び、13時から16時30分、ウ、事業内容は、権利擁護に関する相談、日常生活自立支援事業に関する相談、成年後見制度に関する相談などを行い、以下記載のとおりでございます。  次に、④こころの電話相談でございますが、ア、目的は、こころの健康に関する悩みや相談を受け、1対1の非対面での相互の話し合いにより、問題解決への支援を行うことで、精神保健福祉に関する理解を深め、こころの健康の保持増進を図ることでございます。イ、相談受付時間は、平成26年度より平日9時から21時、ウ、事業内容は、保健・医療・福祉に関わる相談員が心についての悩み、相談全般を電話にて対応し、以下記載のとおりでございます。  次に、⑤虐待通報ダイヤルでございますが、ア、目的は、障害者虐待防止法に基づき、障害者虐待通報を受理し、障害者の安全確認及びその後の支援を実施、障害者の権利擁護に資することでございます。イ、相談受付時間は、24時間365日、ウ、事業内容は、虐待通報や届出の受付、緊急性がある場合の対応、電話応対等内容の整理及び報告を行い、以下の記載のとおりでございます。
     1ページお進みいただき、左上の4、制度上の位置付けを御覧ください。  (1)障害者総合支援法、障害者110番は、措置制度の必須事業の位置づけから、支援費の導入、障害者自立支援法等の法改正を経て統合・再編され、現在では、障害者総合支援法第78条、都道府県地域生活支援事業の任意事業に位置づけられた都道府県障害者社会参加促進センターの運営の一事業とされております。  (2)運営事業研修会、主催は、日本身体障害者団体連合会が運営する中央障害者社会参加推進センターであり、対象は、障害者110番の相談担当者等、目的は、担当者間の交流や相談実績の研さん等、年1回開催しております。  1ページお進みいただき、左上の5、陳情に対する考え方を御覧ください。  本市といたしましては、障害のある方が、より身近な地域で必要な相談支援を受けられるよう、各区地域みまもり支援センター・地区健康福祉ステーションのほか、各区に4か所の障害者相談支援センター(基幹型1か所、地域型3か所)を設置し、電話相談をはじめ訪問による相談を実施し、障害種別や年齢、障害福祉サービス利用の有無を問わず、相談を受け止める体制を整えるとともに、市民の精神保健福祉に関する理解を深めこころの健康の保持増進を図るために、こころの電話相談を実施しております。また、権利擁護を推進するため、虐待通報ダイヤルやあんしんセンター等の専門相談を実施しております。したがいまして、障害者110番を復活するのではなく、現在の取組を推進し、あらゆる障害や専門的な相談を受けられる支援体制の構築に向けて、要支援者全体を支える視点を持って、多様化・複雑化したニーズに対応するとともに、障害のある方が日常生活や社会生活等に関して自分自身がしたいと思う意思が反映された生活を、住み慣れた地域で安心して送れるよう、引き続き、相談支援体制の充実に取り組んでまいります。  説明は以上でございます。 ○原典之 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明につきまして、質問等がございましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、併せてお願いいたします。 ◆渡辺学 委員 陳情の趣旨の中で、各相談機関が人員不足で対応し切れない状況があるというふうに書いてあるのですけれども、各相談機関で、相談対応される人員というのは、今、5つの相談窓口があるわけですが、それぞれ外部からの相談を受け付ける人数というのは何人なのか、教えていただけますか。 ◎下浦 障害計画課長 まず、資料でございますと3ページのところを御覧いただければと思います。先ほど御説明いたしました障害者の相談支援センターについては、平成25年の再編を行ったときに、相談員を増やしております。基幹型につきましては、それまで2名だった方を4名、それから、地域型については、1人だったものを2人、それから、箇所数を全区で統一したということを行っております。一般の精神保健福祉相談に関しましては、基本的に区役所の窓口で行っている、区の職員が行っている窓口ということになっておりまして、それ以外の例えば電話相談であったり、虐待通報ダイヤルにつきましては、基本的には専用回線を引いて、そこにお電話をいただいたものを対応するということで体制を整えているところでございます。 ◆渡辺学 委員 そうしますと、今、区役所での対応だと思うのですけれども、一般精神保健福祉相談、ここは具体的には電話は1本で対応はお1人の方がやっているという、そういう感じでしょうか。 ◎谷 精神保健課長 一般精神保健福祉相談につきましては、区役所高齢・障害課の職員が対応しております。その中でも主に、昨年度から設置いたしました精神保健係、こちらのほうの職員が、電話のみならず、これは来所された方の相談、また、必要に応じて訪問、数は少ないのですが、メール等も含めまして相談対応に当たっているところでございます。精神保健係といたしましては、区によって差はあるのですが、1区におおむね5人から6人のスタッフを配しまして、専門相談を受けているという体制でございます。 ◆渡辺学 委員 そのほかにあんしんセンター、こころの電話相談、虐待通報ダイヤルがあるのですけれども、そこの部分で、電話で受けたり、あるいは来訪される方もいらっしゃると思うんですが、そこの人数というのは、担当者は何人いらっしゃるのでしょうか。 ◎谷 精神保健課長 こころの電話相談の体制についてお伝えさせていただきますと、電話の回線は、1回線ではございますが、12時間の対応ということで、この中にいわゆる精神保健福祉の専門の相談員でありましたり、心理の専門の相談員でありましたり、そうしたものが電話対応するとともに、また、電話相談を受けた場合には、相談員のスーパーバイズをやるといった先輩スタッフという方たちを置いてアドバイスを送りながらの相談体制というものを組んでいるところでございます。こころの電話相談に関しては以上でございます。 ◎下浦 障害計画課長 虐待通報ダイヤルにつきましては、基本的には川崎市の専用回線を1つ引いていただいております。365日24時間ということになっていますので、実際にはローテーションを組みながら対応していただいておりまして、通報があったものに関して、実際のいろいろな権限を持っているのは区役所になりますので、通報内容によっては区に情報を報告して、区のほうで対応するという仕組みを取っております。 ◎津田 地域包括ケア推進室担当課長 あんしんセンターにつきましては、社会福祉協議会のほうで実施していただいております。実際にはお電話で相談を受けるだけではなくて、福祉サービスの利用の援助ですとか、日常的な金銭管理サービス、書類預かりサービスなどを実施してございます。現場で具体的に何人の方が対応されているかというのは、申し訳ありません、今私の手元で把握しておりませんが、電話だけでなく、いろいろな形で支援はさせていただいております。 ◆渡辺学 委員 ありがとうございました。様々なそれぞれの窓口で対応されているというのはあるのですけれども、先ほど言った、人員が不足して対応ができないような状況があるんだということなのですが、そうした状況というのは実際にあるのかどうかも含めてなのですけれども、どんなような状況なのでしょうか。資料でいきますと、例えば障害者相談支援センターでいきますと、平成30年で8万件を超えているような状況もありますし、一般精神保健福祉相談でも3万件を超えているという、こうした状況が、相談件数があるわけですけれども、その辺も含めて実際に人員不足というのはどういう状況になっているのか、教えていただけますか。 ◎下浦 障害計画課長 障害者の相談支援センターにつきましては、今御指摘をいただきましたとおり、3ページを御覧いただきますと、平成27年から28年にかけての伸びが一番大きくなっているところでございます。実は障害者の制度がいろいろ変わっていく中で、障害者の方の高齢者で言ういわゆるケアプランのようなものの制度が一つずつ付加されていくような段階で、担い手として障害者相談支援センターでも受け持っていただいているというところがございます。そういった関係から、相談件数といいますのは、権利擁護のお話だけではなくて、それ以外の相談数も含まれておりますので、そういった中では相談支援センターの役割が非常に重くなっているということから、計画相談も含めてですけれども、人員的には厳しくなってきているということは現場からも聞いております。 ◆渡辺学 委員 今のお話ですと、人員不足で、厳しい状況があるということだと思うんですね。私も障害者相談支援センター、御相談があって、電話をして、担当者の方、とにかく忙しくて、つかまらなかったりということが本当に多いんです。そういう意味でも、こうしたことが反映されているのだろうと思います。  人員を増やしていくという課題というのは、これは相談支援センターだけではないとはもちろん思うんですね。その辺については人員を確保しながら、障害者皆さんからの相談に寄り添った形で相談が受けられる、その方のためになるようなことを進めていってほしいと思っています。  それで、もう一つお聞きしたいのは、この陳情の理由にもありますけれども、5つの窓口があるわけですが、当初、障害者110番があったときは、そこに電話をすれば、必要な専門の人、弁護士や、あるいはお医者さんや臨床心理士だとか、いろいろなところに、そこを基点にしながらつないでもらったんだというふうに思うんですね。ところが、今、窓口が、先ほどお話があったように5つに分かれていて、陳情者が一体どこへ相談すればいいのかということもこの文面からしても非常に困っている、どこへ相談していいか分からないということになっているのですね。だから、そういう意味では、相談窓口を設けて、そこに相談をしていただいて、そこから例えばこうした専門のそれぞれの相談窓口につないでいくというような体制が必要なのではないかということを多分言われていると思うんですね。そうした意味で、以前の障害者110番、非常に分かりやすいと思うんですけれども、そこを基点にしたような体制が取れないのかということだと思うんですが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎下浦 障害計画課長 今御指摘いただきましたとおり、窓口が幾つかに分かれている。実は我々のよく使っています「ふれあい」であったりですとか、いろいろなパンフレット、リーフレット等の中には、障害者の方に関する様々な窓口をお知らせさせていただいています。障害の場合は、非常に専門性が強くなっている相談もございますので、そういったもので例えば先ほどの精神の相談であったり、発達相談であったりということがあるのですが、専門性を追求していく一方で、一般的な相談を受けるという、ちょっと分かりづらいけれども、何か相談したいなという方に対しての分かりやすさという点で言うと、やはり我々も反省すべき点があったのではないかなと思っております。現在、相談支援の中での役割をどうするかということを従前から検討しているのですけれども、まず、手始めにできると言ったら失礼ですが、分かりやすさの点から言いますと、今、「ふれあい」というものを毎年作り直しておりますので、そういったものを単につらつらと相談窓口を載せるということではなくて、もう少し相談しやすさ、分かりやすさといいますか、そういったものを発信することをぜひやりたいと思っております。 ◆渡辺学 委員 ありがとうございました。そうしたところでは、先ほどもちょっと言ったのですけれども、相談しやすい体制ということになりますと、以前、障害者110番みたいな形の分かりやすい窓口の設置と、そこから相談内容に応じて、様々な専門のこうした専門窓口へつないでいくという、やはりそのようなことを取る必要があるのではないかと思うのですけれども、今の答弁だと、「ふれあい」の中で案内をやるというイメージにしか取れなかったのですが、もう一度その辺についてはどうなんでしょうか。 ◎下浦 障害計画課長 申し訳ございません。情報という点ではこういうツールを使いたいと考えておりますけれども、行政の役割としまして、私の御説明で申しました各区のみまもり支援センター等の中でやはりそこら辺はきちんと受け止められるのだということは、我々も思っておりますし、そういったところが足りない点もあろうかと思っています。障害者110番という名前は確かに分かりやすい点もございますけれども、最初に御説明いたしましたとおり、様々な機関がございますので、そういう入り口の点で言いますと、行政の区役所の役割をもっと明確にして、そちらで御相談ができますよということを、我々のほうでももっと皆さんにお知らせしていきたいと考えております。 ◆渡辺学 委員 ぜひその入り口の部分、障害を持った方、どなたでもここに相談すれば、先ほどの繰り返しですけれども、専門的なそういう相談を受けられるだとか、そういうことにつなげていけるような体制を取っていく、それをぜひ周知していくということに努めていってもらいたいと思います。 ◆岩隈千尋 委員 幾つか伺いたいと思いますけれども、そもそも論として、ちょっと分からないところも幾つかあるのですが、その前に、先ほど渡辺委員の質問に対して、あんしんセンターの方、どなたが答弁されましたっけ。御答弁で、何人の人が窓口で事業者に対して対応されているのか分からないというお話があったと思うのですけれども、それは間違いないですかね。 ◎津田 地域包括ケア推進室担当課長 申し訳ございません。今、手元にある資料で、私のほうで把握していないということでございます。 ◆岩隈千尋 委員 把握されていないというのは、陳情文の中に、各相談機関は人員不足といったような記載があり、各相談窓口、1から5ありますけれども、この状況を聞かれると、質問を議員からされるというのは、これは別に難しい問題ではなくて、質問のはっきり言ってイロハのイです。陳情をきちっと審査をする議会なので、難しいところを質問しているわけではないので、そういう準備をしていないというのは、申し訳ないですけれども、不作為なので、今後はそこはきちっと準備していただきたいと。これは指摘をさせていただきます。  そもそも論として、これ、皆さん、分かれば教えていただきたいのですけれども、2015年のお話ということなのですが、なぜ5年たった今、出てきているのかというのが、私は素朴な疑問としてあるのですが、もしも皆さん方が分かれば教えてください。 ◎下浦 障害計画課長 お気持ちのお話になりますので、我々の範囲でお話しさせていただきますと、陳情の文章の中にもございますが、やはり一番は、唐突にこれが終わったということですね。ここに関しましては、我々のほうでの至らなさも当然あったのかと思っております。過去のことを言うのはなかなか厳しいところもありますけれども、当時のお話としても、納得していただけるかどうかというのは別にしても、丁寧にきちんと順序立てて説明をするとか、情報発信をしていくということが、そのときに足りなかったということが一番の原因にあって、5年という年月がたっている中でもやはりそこの思いが強かったということは、我々行政としても深く反省すべき点というふうに考えております。 ◆岩隈千尋 委員 昨日も、ほかの話ですけれども、事務事業のスクラップ・アンド・ビルドの議論があったところなのですが、そのときに私は指摘させていただいたのですが、ハードランディングするか、ソフトランディングするかで、大きく対象の方の考え方であったり、受け止め方というのは変わってくると思うのです。ですから、5年前、どういう議論があったのかというのは分からないのですけれども、こちらに障害者110番を終了した経緯と理由は、これはあくまで出口の話なのですが、審議会の中でどういうような議論がなされたのかという経緯が分かれば教えていただきたいのです。委員の方がいらっしゃると思いますけれども、これはあくまで出口の廃止の話であって、中身として、これについてはもっと残したほうがいいんじゃないかとか、どういう議論の経過を経て廃止するに至ったのか、今日の資料が出されているわけですけれども、分かれば教えてください。 ◎下浦 障害計画課長 こちらの審議会の中での議論につきましては、実は行政からの報告という案件の中で出させていただいていました。先ほど私のほうで申し上げたこともあるのですけれども、こちらの障害者110番をやめるに当たっては、当然今までの利用者と言ったら失礼ですが、お電話いただいた方にも事前にお知らせをするということもあるのですが、その中で審議会の中で報告させていただいたのですけれども、その審議会には、障害者の当事者の団体の方も御参加は当然していただいております。当事者の方からも、ここがやはりすごく唐突に思えると、理屈の点でそのときに納得をされているかどうか、そこは分からなくて申し訳ないのですけれども、先ほど御説明したようないろいろな窓口が増えてきたということも同じように御説明をしていると思いますが、そこで急にこれを知らされたといったところは、参加されている幾つかの団体の方から、急過ぎないかという御意見は複数いただいているということは承っております。 ◆岩隈千尋 委員 そこら辺がどうしても認識というか、コミュニケーションというか、そういったところが十分図られた上での事業のスクラップだったのかというところが難しいところなのですけれども。そうは言っても、皆さん方、5年前に廃止されて、そして、障害者相談支援センターをはじめとして、今日示された1から5の相談窓口で、これまでの110番については包含されていると、賄えていますよという認識でよろしいんですよね。 ◎下浦 障害計画課長 当初の110番の設置の目的といいますか、そこのところが権利擁護ということからスタートしております。実際には、その当時、平成10年度と書かせていただいておりますが、平成11年1月からこれがスタートしたときには、いわゆる措置制度という時代でございまして、サービス提供を使うにしても、あるいは手帳を取るにしても、基本的になかなか相談の場所もないような時代にスタートしたものでございます。権利擁護の部分については、もちろん古いとか新しいとかの議論ではありませんので、現在も引き続き、そこの部分についてはしっかりと受け止める仕組みを持っておりますし、それ以外のもの、様々な御相談をいただく場所がないということが当時ありましたので、それを受け止める体制は専門性も取りつつ、窓口を広げるというような努力をしておりますので、これが100%かという御指摘をいただくと、なかなか申し上げにくいのですけれども、それをできるだけ反映できるような形で拡充、拡にを努めているところでございます。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございます。市がいろいろと示している数字とかデータを見ると、今後、障害者の方は、どちらかというと、増加傾向にあるということもございますので、そういったところの相談窓口の体制の拡充も含めた、質の担保も含めて、そこはきちっと維持していただきたいと思います。  1から5までそれぞれあると思うのですけれども、現在、障害者相談支援センター、一般精神保健福祉相談とか、いろいろあるわけですが、おのおのの直近の事業費は分かりますか。 ◎谷 精神保健課長 1番から順番が前後して申し訳ございません。一般精神保健福祉相談につきましては、区役所直営のものでございますので、市のそれぞれの事業費といいますか、そういった中で実施しており、この相談という単体での予算というものはございませんが、職員のほうでやっているというものでございます。4番、こころの電話相談に関しましては、NPO法人メンタルケア協議会というところに委託しておりますが、今年度、令和2年度の委託料といたしまして759万2,000円でございます。 ◎下浦 障害計画課長 ばらばらで恐縮でございます。虐待通報ダイヤルにつきましては、今年度の予算としては540万円弱ということでございます。 ◎津田 地域包括ケア推進室担当課長 障害者相談支援センターにつきましては、年間約5億円の予算でございます。大変申し訳ありません、あんしんセンターにつきましては、ただいま手元に資料がございませんで、事業費が不明でございます。 ◆岩隈千尋 委員 あんしんセンターだけ情報が薄いような気がするんですけれども。障害者相談センターがこれだけの金額、事業規模ということは、規模としては非常に大きいものだというのが分かるわけで、そうすると、体制もある程度整っているのかというところが分かるわけなのですね。繰り返しになりますけれども、先ほど話をしましたように、ほかの1から5の相談窓口で、ある程度障害者110番を包含されているし、今後も体制については拡充することも含めて検討をということでお話の中で出てきておりますので、そこら辺はしっかりと今後も適切に取り組んでいただきたいと思います。  また、陳情文の中に入っております、国の話も若干触れていると思うのですけれども、国のほうは110番というのを推奨しているんですか。別に必ずしもこれじゃなくて、例えば本市がやっているような1から5の相談窓口であれば、体制が拡充したりとか、体制が十分整っていればよいというような認識なのか、そこら辺を教えてください。 ◎下浦 障害計画課長 先ほど御説明したところで、少し言葉が足らなかった部分がございます。資料の6ページのところに、制度上の位置付けということで書かせていただいております。障害者110番先ほど私が御説明した措置制度の時代には、いわゆる必須事業という位置づけになりまして、これは必ず実施する事業になっていますので、必須項目ということになっております。それから、国の議論の中で、障害者110番そのものの議論がどうだったかというのは、申し訳ございません、存じ上げないのですけれども、現在あります地域生活支援事業という、当時のこの事業を包括していた中には、実は障害者110番という文言は載っておりません。平成18年のときに大きな制度改正を行ったときに、障害者110番を都道府県の地域生活支援事業の中にあります、こちらの都道府県障害者社会参加促進センターの事業の一つの中に入れるというふうな説明だけでございまして、現在示されている地域生活支援事業の中にメニューとしては実は載っておりません。 ◆岩隈千尋 委員 ありがとうございました。 ◆吉沢章子 委員 相談窓口の事業概要の中に、障害者相談支援センターの中で、事業内容として、障害種別及び年齢等を問わない一次相談というのがあるのですけれども、これはまさにおっしゃっているようなワンストップサービスということと考えてよろしいのではないかと思うんですけれども、その辺の見解はいかがでしょうか。 ◎津田 地域包括ケア推進室担当課長 おっしゃるとおりでございます。あらゆる相談の入り口を障害者相談支援センターで請け負っております。 ◆吉沢章子 委員 先ほど「ふれあい」の中で拡張していくと、皆さんへの広報、周知をしていくとおっしゃっているのですけれども、各区ごとに基幹の相談支援センターが1か所あるわけですよね。それで、地域相談支援センターが3か所で、全市で28か所、もとの予算を投入してまさに5億円という規模だということですけれども。ということは、願意であるワンストップサービス、結局、110番というのはワンストップだろうと思っていまして、時間帯を見ますと、もともと障害者110番は24時間ではなかったわけですよね。そうすると、この時間を比べてみても基幹相談支援センターの電話番号を大きく出して、各区でそこを周知することによって、まさに110番ということがそこで賄えるのではないかと私は思うのですけれども、御見解はいかがでしょうか。 ◎下浦 障害計画課長 おっしゃるとおり、センターの役割として、この中でもございますので、今の段階でと言うと失礼な言い方ですけれども、例えば、それぞれの相談窓口に権利擁護の相談をするということで、一つの窓口だけですよというようなやり方を取っていないところもございます。障害者相談支援センターでの権利擁護の部分がありますし、虐待総合ダイヤルでもございますので、そういういろいろなところでできますよというやり方を今まで取っていたのですけれども、一方で、皆様から御指摘いただいた、じゃ、まずどこですかという、分かりやすさの部分で言いますと、こういう機能として持っているところをもっと全面に押し出せるような形は考えていきたいと思っております。 ◆吉沢章子 委員 これは本当にもったいないなと今思ったんですよね。実際やっているじゃないかと。そのワンストップで、そこからまたあんしんセンターなり、虐待通報なり、虐待通報は24時間やっているわけですから、そこをつなげてあげればいいということだと思うんですよ。ここがハブになって、それぞれにつなげていくと言えば、まさに願意は満たされているというふうに思うんです。その方法の在り方とか、種別の徹底の仕方が違うんだろうというふうに思っているのですけれども、ぜひここをしっかりと電話番号も各区によってこういうところがありますよと周知していただいて、そしてやっていただければいいと思うのですね。それはいかがでしょうか。 ◎下浦 障害計画課長 御指摘いただきましたとおり、市民の方から見て、一番身近で相談がしやすい場所を整えるのも非常に重要な役割になっておりますので、我々が言うのは申し訳ないですが、区役所に相談するというハードルの高さがもしあったとしたら、それはこういう身近なところの支援センターがございますので、そういったところもぜひこういうところできちんと相談を受けられますよということを、まずしっかり広報してまいりたいと思っております。 ◆吉沢章子 委員 昨日も市政だよりに番号が小さく出ていますよという御指摘もあって、分かりやすさというのがすごく大事で、今の願意も、市民側から見ればワンストップで、今、いろいろな御相談も複雑になっていますよね。だけど、どこに相談していいか分からないから、まずはここに相談したいけど、これが欲しいよというお話なわけですね。しかも、5年前に非常にハードランディングをして、皆さんがびっくりするようなやめ方をして、非常に不信感があるわけじゃないですか。その不信感を払拭するためにも、実際5億円もかけてこれをやっているわけだから、周知の徹底の仕方によっても、まさに解決する問題だと思いますので、しっかりとやっていただきたいと思いますけれども、局長、御見解はいかがでしょうか。 ◎宮脇 健康福祉局長 確かに昨日の委員会でもありましたが、市民目線ということを考えたときに、周知の仕方はいろいろ難しいんだなというふうに私も昨日から思っていて、今回の障害者110番については、審議会の中でも報告案件ということで済ませる前の段階の進め方がまずかったのかなという認識はございます。障害者110番のことだけに関して言えば、私どものほうで本日説明させていただいたとおり、内容的には今あるところで全て包含できているという実態がありますので、そこをうまく今後、市民の方に周知できるようなことは考えていくということは、この場で言わせていただければと思っています。 ◆吉沢章子 委員 しっかり取り組んでいただければと思います。  以上で結構です。 ◆嶋崎嘉夫 委員 いろいろと今、意見が出ていますけれども、そもそも障害者施策審議会、たしか昭和47年に設置されて、障害者施策の基本的な内容というのを調査、審議するという、極めて重要な審議会ですよね。その中で報告という形で取り上げられた。今回はそれの運用を含めてどうなのかというのが、審議会の中でもちゃんと検証したのかどうかというのがやっぱり問われるだろうと。審議会の中には検証して、調査しなければならない規定というのが、たしかありますよね。ということは、逆に言うと、17年のときというのは、地域包括ケアシステムが移行するということで、いきいき長寿プランとか、いろいろなものが一斉に示された時期なんです。だから、制度設計が地域包括をベースにして区役所とかそういったところにこれからは中心的に展開しながら、それに向けて福祉政策が様々、がらっと変わってくるスタートのときだったと記憶しているんです。だからこそ、こうした審議会の中で継続的に様々な利用者の立場から見た内容がどのように活用されているのかというのは、やっぱり議論されなければいけないと思うのですが、審議会では議論しているんですか。 ◎下浦 障害計画課長 こちら、障害者110番に関しては、報告事項ということで、行政のほうで御報告させていただいておりますので、それ自体に関して御意見は頂戴いたしましたけれども、議論という形は取ってはおりません。御指摘いただきましたとおり、障害者施策審議会につきましては、障害の基本となっています計画をつくるところからの調査審議も行っている場所でございまして、相談支援についてはその中でも非常に重要なテーマと我々も受け止めて、これまで内部でもいろいろ議論しているところでございますので、次の計画でまさに今つくっているところの中の一つの大きな命題として、これは審議会の中でも御意見をいただくということも出てくると思っております。 ◆嶋崎嘉夫 委員 審議会、たしか20人以内で、専門家の方とか、いろいろな団体の方々も含まれている、結構大きい審議会ですよね。今度はそれぞれの部会に分かれて、細かな審議等も絶えずおやりになっていらっしゃると思うのですが、だとすれば、本来、この制度が大きく変わってきた内容について、定期的にチェックするということを審議会のほうが自ら提言して監視していくという、これはやっぱり最低限やるべきだろうと。そうでなければ、審議会が設置されている意味がないでしょう。ただ答申や諮問、報告を受けて、いいか悪いか判断するというのであれば、それは利用者が果たしてどうだったのかとかそういう目線が欠落するだけであって、意味がないわけね。やっぱりそういったことも議会側のほうからそういう指摘があったというのを、審議会でぜひ伝えていただきたい。これについてはどうでしょうか。 ◎下浦 障害計画課長 御指摘いただきましたとおり、審議会につきましては、学識経験者、障害者、あとはサービス提供と言ったら失礼ですけれども、そういった方々、あるいは専門の行政機関の方、20人以内ということで組織をさせていただいております。その役割につきましては、先ほど御説明いたしましたとおり、基本的な計画であったりということが主になりますけれども、当然障害者に関する施策の推進についてということで、そこでも調査、審議をその場でしていただくという場でもございますので、今日いただきました御指摘につきましては、我々のほうでも審議会の在り方といいますか、その中の御意見として伝えさせていただければと思っております。 ◆嶋崎嘉夫 委員 ぜひお願いしたいのは、審議会の規則の中に、障害者施策の総合的かつ計画的な推進について調査審議し、その実施状況を監視するという項目が記載されていますよね。だから、やらなければいけないんですよ。 ◎下浦 障害計画課長 現在という言い方で申し訳ございませんが、様々な計画、現在起きている計画についての例えば進捗状況の管理ですとか、そういったものを今集約を進めておりまして、この審議会の中でそういうものを提示して御議論いただくということがこれから行われますので、こちらの相談支援につきましても、そういう項目の中に当然入ってくるものでございますので、審議会の中でしっかりと御議論いただけるようにしてまいりたいと考えております。 ◆嶋崎嘉夫 委員 それぞれ独立した組織ですから、議会側のほうが踏み込んで審議会にこれもこれもということは控えなければいけない性格だろうと、むしろ審議会は中立、公平な立場の中でしっかりと議論をやらなければいけない。今、お話しいただいたように、これから審議会の中でいろいろと取り組むとは思うのですが、やっぱり当事者の方々へのヒアリング等、しっかり耳を傾けていただけることだろうと期待していますので、そういった推移をまた見守っていきたいと思います。結構です。 ◆浜田昌利 委員 陳情文の中で、平成27年2月に、当事者の意見も聞かずに突然廃止されたと。陳情の理由のところにはさらに細かく、平成27年2月16日の障害者施策審議会で突然、廃止する旨の説明があったと、そういうことで、そこで初めて聞いて、ショックを受けたというような感じなんですね。ただ、先ほど説明では、事業終了に当たっては、ホームページやチラシ等において、今後の相談先とか、また、障害者相談支援センターのこととか、こころの電話相談とか、虐待通報ダイヤルを紹介していたと。さらに、連絡先が分かる方については個別に連絡して説明を行い、新たな相談先を紹介するなど対応を行っていますとあるんですけど、5年前のことではありますけれども、事業が終了するに際して、ホームページとかチラシとかというのは、平成27年2月16日の障害者施策審議会の前にホームページに載せたり、チラシを配ったり、紹介をしたりということは、その審議会の前に行っていたのでしょうか。 ◎下浦 障害計画課長 申し訳ございません、その点につきましては、私もずっと確認を取ってきたところでございますが、時系列にきれいに、例えばいついつ何を出してというところは、正直なところを申し上げますと、そこまで行き着かなかったのが事実でございます。ただ、把握している範囲で申し上げますと、当時委託をしていた社会福祉協議会のほうでチラシ等を配布するというタイミングと、行政のほうで事業を廃止していくというタイミング、あるいはこの文章の中でもございます、2月の日にち、そこに関しては、本来取るべき、例えば行政から発信をします、審議会が先のほうがよろしいかもしれませんけれども、その後に例えば社会福祉協議会のほうから周知をするみたいな順番がちょっとずれていたといいますか、前後があったというふうには伺っております。 ◆浜田昌利 委員 それともう一つ、連絡先が分かる方については個別に連絡して説明を行い、新たな相談先を紹介するなど対応を行っておりますと、これも事業終了に当たってこういうことをやったんだなと思うんですけれども、それももしかしたら残念ながら陳情者の方にはそういう電話連絡がなかったのかと思うのですが、そういう電話連絡とかして個別に説明したというのは、それも審議会の前に行ったのか、また、何件くらい行ったかとか、5年前のことですけれども、分かるのでしょうか。 ◎下浦 障害計画課長 3ページの表1のところに当時の相談件数を記載させていただいております。この中で当時関わった者に確認したところ、例えば精神障害の分野の方が52%ということになっておりますが、何回も御相談をいただくという方も何名かいらっしゃったというふうなお話から、そういった方々に個別に、もう終わりますのでということでアプローチをしたというふうには聞いております。ただ、そのタイミングも、申し訳ございませんが、いつからというのは確認は取れなかったところでございます。 ◆浜田昌利 委員 分かりました。正式に決まってもいないのに、こういう議論がされているのですということを事前に言うことが果たしていいのか悪いのかとか、そういうことも確かにあるのかなと思うのですけれども、国のほうのことを見ていると、観測気球を上げるとかと言うのでね。だから、なるほどこういう議論がされているのだなということを情報提供するだけでも、必ずしもそうならないのだけれども、検討項目の一つに上がっているのだなという、それはそれで一つの心の準備にもなるのかなと、それがいいのか悪いのかということもありますけれども、そういったことを突然聞いたと、感情的にしこりも残ると思うんです。今となっては5年前のことですけれども、それでも誠意をもって事前に言っていたら5分で済んだことが、事後に言ったから1時間説明しても納得してもらえなかったということがよくあると思うので、丁寧に説明していただければと思います。  あともう一つ、先ほども議論がありましたけれども、障害者相談支援センター、ここが一番相談件数も多いし、事業内容も障害種別及び年齢等を問わない一次相談と書いてあるので、ここをしっかりと示してあげることが大事だなと。障害者110番は、ある意味ではワンストップ性があるというところがよかったのかなと思うところもあるので、それを担っているというか、引き継いでいるものとしては、メインのものは障害者支援相談センターが一次的な相談をまず受けて、こうやってやっていますよということを丁寧に広報というか、お知らせしていただきたいと、これは要望させていただきます。 ○原典之 委員長 よろしいですか。  ほかに質疑、意見・要望等がなければ、取扱いについて御意見をお願いいたします。 ◆斎藤伸志 委員 嶋崎委員からも話がありましたように、障害者施策審議会のほうにしっかりと私たちの意見をお届けいただいて、そしてまたその中で議論いただいて、研究していただきながら、推移を見守っていくということを今お話させていただきました。  また、先ほど陳情文の中にも入っているのですけれども、人員不足で対応し切れていない状況になっているというのは、委員の中からも指摘させていただいた部分もありましたので、そういったところもしっかりと私たちも注視しながら、また議論させていただきたいと思っておりますので、継続でお願いしたいと思っております。 ◆渡辺学 委員 私は先ほど、まずワンストップの相談窓口をつくって、そのほうが相談者が相談しやすい場所で、さらにそこから専門的な相談窓口のほうにつないでいくと、これが必要だというふうに思います。そこの部分が今度の陳情の願意でもあるのかなと思っています。ですので、こうした体制を取りながら。というのは、先ほどもちょっと指摘したのですけれども、障害者相談支援センターは物すごく忙しくて、担当をきっちり決めておいて、つながらない、電話を入れてもつながるような体制が取られないと、ここに例えばお願いをすると仮になったとしても、これ自体が大変な状況だというふうに思うのですね。そういう意味では人員的な確保も含めて対応していかなければいけないし、それから、先ほど人手不足の話がありましたけれども、その問題の解決と、周知と言ったらおかしいですけれども、どこに相談すれば対応がすぐにできますよというような、そうした周知の徹底をぜひ進めていくような対応をしていっていただきたいと思います。私はこの願意、議論からすれば、やはり趣旨採択が適当なのかなというふうに思っていますので、趣旨採択でお願いしたいと思います。 ◆鈴木朋子 委員 唐突な廃止であったのだろうなという御事情、陳情者の御心情などは十分御理解しますが、それから5年間の間、ほかの制度で予算もたっぷりと取って、拡充に努めているということで、今後も御努力いただけるということを御答弁いただきましたので、今回は不採択とさせていただきます。 ◆川島雅裕 委員 先ほど浜田委員のほうからお話しさせていただきましたけれども、障害当事者の方と個別にしっかりと相談していくために、窓口も細分化されているわけですが、細分化されればされるほど、総合的な窓口という部分が必要になってくるということで、陳情者の方の願意はそういったところにあるのだろうと思っています。理事者の方の御答弁の中にも、障害者相談支援センターをそういった機能を持たせていくようにというようなお話もありました。陳情書の中では、障害者110番を復活してくださいという部分がありますけれども、前向きにそういったワンストップ窓口をつくっていこうというお考えも見えますので、そういったところを今後しっかりどう取り組んでいくのかという部分は注視していきたいと思っておりますので、そういった部分で私たちは継続とさせていただきたいと思います。 ◆吉沢章子 委員 先ほども御要望をさせていただきましたけれども、障害者相談支援センターも一義的にはワンストップサービスというところで今機能しているのだろうと思いますし、そこに対して人員の話もいろいろありましたけれども、さらにしっかりとこれを周知と拡充していくということで、皆様方の不安を少しでも取り除くという機能を持たせていただければと思っておりますし、そこに関しては、行政側も前向きに検討していただけるという局長の御答弁もございましたので、それを推移を見守るということを含めまして、私は継続ということでお願いしたいと思います。 ◆三宅隆介 委員 とにかく人員的にも財政的にも制約があると思うんですけれども、制度が変わってもサービス水準は落ちていないのだと思っていただけるように努力していただきたいのと、それから、情報発信をもう少し丁寧にやっていただきたいと思いますので、その推移を見守るということで、継続で結構です。 ○原典之 委員長 先ほど同様、意見が分かれましたので、継続審査が先議になりますが、態度を変えられる方、御意見があられる方があれば挙手をよろしくお願いいたします。 ◆渡辺学 委員 様々な議論をさせてもらいました。私たちは、障害をお持ちの方が相談しやすい体制を整えていくと、御答弁でも、そういう方向での検討が必要なんだという認識もお持ちだということからして、推移を見守りながらということで、継続でお願いします。 ◆岩隈千尋 委員 これ、要旨が「障害者110番は絶対に必要です。復活をしてください」という話じゃないですか。既存の体制で、先ほど我々は議論させていただきましたけれども、事業規模の話もある程度かなりの予算も投じていると、執行もされているという話の中で、行政的には既存の体制を拡充していくという話なんですよね。その中で、これがまた継続審査という話になると、先ほどの昨年の文教委員会の話じゃないですけれども、障害者の相談窓口のことについては一般質問で触れられなくなるという話なので、それでも大丈夫なのですかというところなんですよね。そこら辺が我々心配するところではあって、しかも、願意の一番冒頭に来ている、障害者110番は絶対に必要ですというのがかなえられないよという状況の中で、継続でどうなのかなというところはあるのです。結局、先ほど三宅委員の話じゃないですけれども、こういうのはゼロ、1の話ではないと思っていて、なので、継続でまとまるのであれば継続でいいのですが、我々が指摘した話、一般質問ではなかなか触れにくくなるよということについては、ぜひ各委員先生方にも共有していただければありがたいと思います。継続で結構です。 ◆嶋崎嘉夫 委員 これ、今、岩隈委員が指摘された一般質問での取扱いなのだけれども、これは障害者110番に限定しては多分だめですよということなのですか。それ以外はいいと解釈していいんでしょう。 ◎関橋 書記 個別具体的な質問内容によって判断していただくことにはなろうかと思います。手続上は、先ほど先生方もおっしゃられたとおり、委員会で審査している継続中の案件に触れることについては、一般質問では取り扱うことができないとなっているのですが、その判断につきましては、一義的には、議場におられます議員の先生方の判断になっているところではございますので、この内容であれば質問できるですとか、この内容であれば質問ができないということは明言はできないのです。ですので、質問内容によって個別具体的にその時々によって判断していくことになろうかと思います。申し訳ございません、明確にはお答えできません。 ◆嶋崎嘉夫 委員 丁寧にありがとうございました。今触れたように、個々の判断という形になるんですけれども、ただ、広義的に見れば、要は審議会の議論した内容について、じゃ、どうなんだということも全部含まれてくるんです。本来から見れば、審議会の中でもっと徹底してきちっと検証を含めてやるべき話なんですよ。行政側のほうも、審議会に報告案件や審議を委ねて運用の中でいろいろなチェック、そして、またそれを報告、審議会に対し、議会にももちろんそうなんですが、そういったものをやりながら、利用者の目線の中で、よりよいものをお互いが協力して、どうあるべきかというだけのことだと思うんです。だから、そういった期待が、または様々な見直しも込めて、多分、各委員の方々もいろいろとあるとは思うけれども、継続ということで、今、一つの方向性を示されていると思うのですが、逆に継続というのは、もう一度しっかりとその議論を行った上で当委員会に報告していただくということも含まれているのだということで、皆さん、それは共有していただいていいですね。そういったことで、ぜひ理事者の方も御認識をもう一度いただきたいと思います。継続でお願いします。 ○原典之 委員長 意見が統一されました。今、嶋崎委員からもお話がありましたとおり、基本的には状況の変化がなければ再審査はしないわけですが、その状況の変化というのは、今嶋崎委員のお話のとおり、また報告できるような体制づくりをお願いしたいと思います。  それでは、「陳情第42号 障害者110番の復活に関する陳情」につきましては、継続審査とすることに御異議ございませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○原典之 委員長 それでは、本件は継続審査といたします。  傍聴者の方、本日は以上のとおりでございます。どうぞ御退席ください。                 ( 傍聴者退室 ) ○原典之 委員長 ここで理事者の退室をお願いいたします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○原典之 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。 ◆吉沢章子 委員 今、委員会の中でも、一般質問に触れる触れないの話が出てきていまして、この間、環境委員会でも、浅野委員のほうからもあったというふうに聞いておりますので、ぜひ正副委員長からも、正副議長のほうに、この問題について取扱いをしっかりと考えていただきたいと、議会改革の中でお願いしたいと思います。審議にすごく影響してくるし、それぞれ皆さん、非常に苦しい中で回答を出さなければいけないということになりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ○原典之 委員長 承りました。  ほか、よろしいですか。                  ( なし ) ○原典之 委員長 以上で本日の健康福祉委員会を閉会します。                午前11時39分閉会...